「シリアの友」は活動グループ会議を終え、6日、ワシントンで声明を発表し、シリアのアサド大統領に圧力を与えるため、シリアに対して、資産凍結や武器禁輸などを含むさらに多くの制裁を実施するとしました。

　声明は、「『シリアの友』加盟国は、アサド大統領がアナン特使の調停案を履行しなかったことに非常に不満である」とし、すべての加盟国に対して現在の制裁措置を完全に実施するよう呼びかけています。また、声明は「『シリアの友』加盟国は、シリアに対して、高官の資産凍結と旅行制限、シリア中央銀行と商業銀行の資産凍結と取引制限、石油製品の禁輸などを含むより多くの制裁措置を講じることで一致した」としています。

　この日、アメリカのガイトナー財務長官は、「シリアの友」活動グループ会議に出席する前、「『シリアの友』加盟国の任務は最も迅速かつ効果的な方法で、アサド政権とその支持者に最大限の経済的圧力を加え、シリアで平和的な政治変革を実現させることだ」と述べました。（玉華、大野）国際・交流へ