中国の梁光烈国防相は10日、アメリカ公式訪問を終えて中国に帰国しました。同行した関係者は、「今回の訪問は積極的な成果を収め、予期した目的を達成した」と述べました。
今回の訪問は、中国国防相の9年ぶりのアメリカ訪問であり、中米軍事交流にとっても重要な訪問であったと言えます。今回の訪米の目的は、胡錦涛主席とオバマ大統領が達した重要な共通認識を実行し、理解と信頼を深め、中米両軍の健全な関係発展を推進することでした。
今回の訪米の重要な成果として、次の4点が挙げられています。
まず、今回は両国首脳が達した共通認識を実行する旅であり、梁国防相は両軍関係の健全な発展と安定に積極的な役割を果たしました。
次に、訪問期間中、双方は両軍関係、国際情勢及び地域情勢などの問題について踏み込んだ意見を交換し、両軍の相互信頼が深まりました。梁国防相は、「中国は両軍関係の推進を重視している」とし、胡主席の「歴史上大国が常に対抗するという伝統的な思想を打破し、新たな中米の大国間関係を構築する」という演説を引用した上で、「両国軍の幅広い交流と協力は、世界各国からも期待されている」と述べました。
また、両軍関係の3つの障害となるアメリカの台湾への武器売却、米軍艦の中国偵察、中国に対する差別的な法律について中国の厳正な立場を表明し、アメリカの配慮を求めました。
3つ目の成果は、アメリカのパネッタ国防長官と、両軍関係の発展、実務的な交流と協力について4つの共通認識に達したことです。
4つ目の成果は、梁国防相がアメリカ国民や米兵らと交流したことにより、中米の両国関係を促す上で歴史を大切にし、友情を引き継いでいくという中国の誠意を示したことが挙げられています。(万、中原)
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