フィリピンの「マニラ・スタンダード・トゥデイ」紙はこのほど「黄岩島は確実に中国に属する」とする署名入りの文章を掲載しました。

　この文章は、「1279年元の時代に、中国はすでに黄岩島を発見し地図に表示し、中国の大陸と台湾の漁民はここで漁をしてきた。フィリピン外務省が領土の証拠として提出した古地図は1820年に作成されたもので、中国の地図より541年も遅れたものだ」と述べました。

　また「『1898年のパリ条約』、『1900年のワシントン条約』、『1930年の英米条約』の3つの国際条約は島々の領有権が中国にあることを支持している。いずれも東経118度をフィリピンの領土の西端とした。フィリピンが島々の領有権を主張する根拠は1982年の『国連海洋法条約』だけである。それは条約でしかない。それを法としてもさかのぼって発効することはできず、過去の事実を改めることはできない」と強調しました。（董燕華　吉野）　国際・交流へ