フィリピン国家災害調整委員会が18日に発表したデータによりますと、このほどフィリピンの東沖で発生した台風による死者が516人に上りました。救助隊が被災者と行方不明者の捜索に全力を挙げています。
一方、救助活動にあたっているフィリピン軍当局が公表したデータによりますと、被害が最も深刻なカガヤン・デ・オロ市やイリガン市のみで、死亡者数は548人に上ります。このほか、南部のミンダナオ地区では、行方不明者が800人、死亡者が1000人を超えているとのことです。
フィリピン政府は救援活動を全面的に展開しています。カガヤン・デ・オロ市やイリガン市では数10箇所の避難所が設置され、2万あまりの世帯が安全な高所に移動しています。
台風は16日午後にフィリピン南部の南スリガオ州に上陸した後、大雨が続いています。川の水が急増し、堤防を超えて沿岸の民家に流れ込んだため、多くの住民は就寝中に洪水に巻き込まれ、流されたということです。(朱丹陽 中原) 国際・交流へ
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