席上李長春委員は、「現在、両国はいずれも経済社会発展計画を実施している。中国の第12次5カ年計画は良好なスタートを切った。インドネシアも2011－2025年経済発展計画を実施している。これは両国にとっては二国間の実務的協力の展開に重要なチャンスと広いスペースをもたらした。中国の共産党と政府は未来に目を向け、両国の戦略パートナーシップの強化に努めている。このため、次の4つの提案を行う。一つ目は、両国の指導者が達した重要な共通の認識事項を真剣に実施し、政治上の相互信頼を促し、経済協力と貿易を強化させること。2つ目は、人文分野における交流と協力を強化し、両国関係を発展させる社会的基盤を強固にすること。3つ目は、両国の政党間の協力を強化させること。中国共産党は政党間の関係についての4つの原則を踏まえ、民主党を含むインドネシアの主要政党との友好往来を強化していく。そして4つ目は、地域と国際実務における双方の意思の疎通と協調を強化し、地域と世界の平和、安定と発展を促進していくことだ」と述べました。

　これに対してスシロ大統領は、この4つの提案を高く評価し、「当面、両国の戦略的パートナーシップを全面的に推進することがもっとも重要である。つまり、双方の指導者が達した一連の重要な共通の認識事項を真剣に実施することだ。インドネシアは、中国と共に、両国の戦略パートナーシップの枠組内で、経済協力と貿易、文化、教育、メディアなどの分野における双方の協力を絶えず強化させていきたい」と述べました。(董燕華)