中国共産党中央政治局の李長春常務委員が15日午後、ロンドン入りし、イギリス公式訪問を始めました。

　李常務委員は空港でコメントを発表し、「国際情勢に深刻で複雑な変化が生じている今日、中英両国が共に直面する試練が増え、一方で共同利益も増えている。交流・協力の強化は両国が互恵・ウィンウィンと共同発展を実現するに当たって有利だけでなく、世界の安定と繁栄にとっても有利である。中国共産党と中国政府は中英関係を非常に重視しており、イギリスと手を携え、戦略的な立場から両国関係の発展という大局をつかみ、両国の国交樹立40周年とロンドンオリンピックをきっかけに、中英の全面的な戦略的パートナーシップの発展を共に推進していきたいと考えている」と述べました。

　李常務委員はまた「イギリス政府や各党派の指導者、および各界の人々が両国の人文、経済などの分野における実務協力を推進し、共に関心を寄せる国際と地域問題をめぐって意見を交わすと同時に、相互信頼を深め、共同発展を促進するよう期待する」とし、「2012年ロンドンオリンピックとパラリンピックの成功を祈る」と述べました。（ｈｊ　中原）