中国の温家宝首相は25日、ポーランドのワルシャワで、トゥスク首相と会談し、両国の戦略パートナーシップの深化について共通認識に達しました。さらに、両国首相の定期会談システムを構築して、政治の相互信頼と戦略的交流を深めることでも合意に達しました。
温家宝首相は、両国関係について、「中国は、ポーランドの発展潜在力や、ポーランドの欧州及び国際問題での影響力を重要視している」とした上で、「中国はポーランドとともに、上層部の交流と各分野における協力を強化して、両国の戦略パートナーシップを推し進めていきたい。また、ポーランドと手を携えて、中国と中・東部ヨーロッパが協力する新しい局面を切り開いていきたい」と期待感を示しました。
さらに、「両国の政府間協力委員会を立ち上げて、協力を展開する重要分野とプロジェクトを確定し、貿易バランスのとれた成長策を講じること、産業協力指導委員会を立ち上げて、双方の企業間の交流の場を整備することなどに、中国政府は同意した」と述べました。
これに対して、トゥスク首相は、両国関係が歴史上最高水準に達していると評価した上で、「ポーランドは中国との政治対話を強化し、首相定期会談システムのリード役を果たしていきたい。また、両国企業の相手国への投資拡大を奨励し、貿易の利便性の促進やエネルギーや金融などの分野での協力展開などを、中国と連携して行っていきたい。さらに、自国の影響力と強みを発揮して、中・東部ヨーロッパと中国との相互理解と協力及びヨーロッパと中国との関係発展に貢献していきたい」と表明しました(朱丹陽 小野)
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