中国の温家宝首相とスウェーデンのラインフェルト首相が25日、共に「ストックホルム+40持続可能な発展パートナー・フォーラム」閣僚級会議に出席しました。その際の演説で温首相は、「経済のグリーン化は成長の負担ではなく、エンジンだ」と指摘しました。
温首相は「経済のグリーン化は持続可能な発展を実現するための効率的な手段だ。経済発展と資源・環境との矛盾解決に役立つだけでなく、新たな市場のニーズをもたらし、雇用機会を提供できることから、グリーン経済の発展に大いに力を入れていくべきだ」と強調しました。
また、「人間は基本的な政治、経済と発展の権利だけではなく、基本的な環境権利も享受するべきだ。公民の環境権利の意識と責任感を高めると共に、公民の環境権利の保護を強化し、持続可能な発展に強力かつ持続的な原動力を注いでいく必要がある」と述べた上で、「現在、持続可能な発展は世界各国の共通認識であるが、共同行動に欠けている。国際的な協力を強化しなければならない。環境整備のみにこだわらずに、経済成長、社会進歩と環境保護を共に重視すべきだ。また、『共同であるが区別のある責任』という原則に則って、発展途上国が公平な発展の権利を手に入れ、その能力にふさわしい責任を負うよう促していくことが必要だ」と語りました。(Katsu、中原)
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