朝鮮中央通信社が13日報道したところによりますと、朝鮮は当日午前の7時38分55秒(北京時間6時38分55秒)に平安北道鉄山郡(ピョンアンブクド・チョルサングン)にある西海衛星打上げ場から、初の応用衛星「光明星3号」を打上げましたが、この地球観測衛星を予定の軌道に乗せることは出来ませんでした。いま朝鮮の科学者、技術者、専門家らは失敗の原因を検討しているということです。
国際社会は朝鮮の衛星打上げに、相次いで反応を示しています。国連事務総長報道官事務室は12日夜、安保理がアメリカ東部時間の13日午前10時(北京時間13日夜10時)にこれについて非公開協議を行うとしています。
ワシントンで会議を開いている8カ国グループ(G8)の外相は現地時間12日夜に声明を発表し、朝鮮の長距離ロケット打上げを非難した上で、朝鮮に対して、弾道ミサイル技術に関連する活動や朝鮮半島の情勢を脅かす全ての打上げ活動を停止するよう呼びかけました。この声明は、「8カ国グループの外相はすでに、これに反応する準備を整えている」としています。
中国外務省の劉為民報道官は13日、「中国は朝鮮の衛星打上げの状況に注目し、各関係方面の反応にも注意している。我々は各関係方面が冷静と自制を保ち、朝鮮半島とこの地域の平和と安定を損なう行為を避け、接触と対話を堅持し、朝鮮半島とこの地域の平和と安定を共同で維持していくよう希望する」と述べました。
なお、朝鮮は今年3月に、金日成主席の生誕100周年を迎えるため、4月の12日から16日までに「銀河3号」運搬ロケットを使って地球観測衛星「光明星3号」を打上げると発表していたものです。(玉華)国際・交流へ
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