墓参りの日とされる清明節の3連休に、中国各地は祖先の墓を参り、草むしりをして墓の掃除をするピークを迎えましたが、今年は環境にやさしく新しい墓参りが人気となっています。
全国に分布する150ヶ所の墓参り観測所で集計された統計データによりますと、2日、延べ541万人の人々と、63万5000台の車が墓参りにおとずれ、去年より大幅に増えました。
また、爆竹を鳴らして擬似紙幣を燃やすなどの従来のやり方を改め、環境にやさしく新しいスタイルのお墓参りが人気になっています。たとえば、広東省の広州では、「天国郵便箱」が登場し、亡くなった親族への手紙を入れて、葬儀場で集中的にお焚き上げします。長江のほとりにある湖北省の武漢では、墓参りの特別フェリーが就航し、菊の花を川に撒く「散花」で亡くなった人を偲びます。そして、東北部の吉林省長春では、初のデジタル墓地がお目見えし、インターネットによる供養を推奨しています。(ZHL、丹羽)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |