中国商務省条法局の責任者は、欧州委員会が26日、中国に対する反ダンピング措置を再審議すると公表したことを受けて、EU（欧州連合）側によるWTO紛争解決機関（DSB）の関連裁決実施を歓迎すると表明しました。

　この責任者は、「中国は欧州委員会が3月23日、中国に対する52項目の反ダンピング措置を再審議すると発表したことと3月6日に中国産留め具に対する反ダンピング措置の再審議を発表したことに留意している。中国は、EUがWTOの裁決をいち早く実施し、EUの反ダンピング調査でWTOの規則に違反した部分を全面的に見直し、中国企業を公平で公正に扱い、中国とEUとの貿易の健全な発展を促していくよう期待する」と述べました。

　この責任者はさらに、「商務省は中国の輸出企業がその合法的権益を守り、今回の再審議に進んで取組むことを支持し、再審議の進展状況を見守っていく」と語りました。

　EUは世界で中国を対象にした反ダンピング調査を最も多く行ってきたWTOのメンバーです。（Yan）　暮らし・経済へ