イギリスＢＢＣのウェブサイトに掲載された26日の報道によりますと、アメリカのオバマ大統領はこの日、韓国でソウル核安全保障サミットに出席した際、「5月にロシアのプーチン新大統領と会談し、協議が完了していない両国の新戦略兵器削減条約（新START）を詰めていきたいと考えている」と述べました。

　報道によりますと、オバマ大統領は2010年、すでに失効した第1次戦略兵器削減条約（START1）の後継条約として、ロシアのメドベージェフ大統領と新たな戦略兵器削減条約（新START）に調印しました。新戦略兵器削減条約に基づいて、アメリカとロシアはそれぞれ戦略核弾頭の配備数を1550発以下に削減し、保有量の上限を以前の規定より30％削減することになります。また、新条約は弾道ミサイルなど核輸送手段の総数を制限し、削減が実行されているかを検証するために相互査察などを制度化しました。

　26日、第2回核安全保障サミットが韓国のソウルで開幕しました。50カ国余りの首脳がソウルに集まり、国際核テロリズムのリスクをいかに軽減するかについて協議を行っています。（玉華、中原）　国際・交流へ