国連とアラブ連盟の合同特使であるアナン前国連事務総長が派遣した活動グループがすでにシリアに到着し、アナン特使の提出したシリア危機の解決についての提案の実施および国際オブザーバーの配置について、いまシリア各方面と討議しています。
一方ダマスカスでは、連日、暴力衝突が連発生しています。19日にダマスカス大使館区で、政府軍と反体制派勢力とが激しく衝突しました。
これを受けて中国の新聞「人民日報」は論評を発表し、「アナン特使の平和使命は、ロシアや中国などの国の政治解決を堅持し、シリア国民の運命に責任を持つ正義の主張に基づいたもので、国連とアラブ連盟から大きな支持とシリア政府の積極的な協力を得ている。しかし、一部の国は公にあるいは闇で、シリアの政治更迭を頑迷に図っている。これは客観的にはシリアの武力衝突をエスカレートさせた。アナン特使の平和使命は得がたいものだ。世界各国、特に一部の大国は平和を維持する責任を担い、武力衝突を停止し、平和交渉実現のため条件を作るようシリアの各関係方面を促すべきだ」と強調しています。(董燕華) 暮らし・経済へ
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