アメリカ国家安全保障会議のジェフリー・ベーダー元アジア上級部長は19日に、「外交政策の重点をアジア太平洋地域へ移しているアメリカは、アジア太平洋地域ないし世界での中国の影響力を排斥しない。アメリカは地域問題と世界問題の解決で中国と戦略的協力を希望する」と述べました。
ベーダー元上級部長はこの日、記者のインタビューに答え「中米双方はアジア太平洋地域ないし全世界で、多くの分野における協力を強化している。それには中国がこれまでにあまり足を踏み入れたことのない分野とアメリカが絶対的な影響力を持つ分野が含まれる。双方は対話と交流を強め、相手側の考えと関心事をより多く理解するべきだ」と述べました。
また、ベーダー元上級部長は、「オバマ大統領が2009年に就任して以来、中米双方は経済刺激、世界経済の継続後退を避けること、及び気候変動対策などで効果的な協力を行ってきた。現在、中国の影響力の拡大に伴って、20カ国グループ(G20)、国際通貨基金(IMF)、イラン核問題に関する交渉などを含め、中米双方が協力を行うことができる場は一層拡大されている」と述べました。(玉華、吉野)国際・交流へ
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