中国の姜増偉商務次官は7日、第11期全国政治協商会議第5回会議のグループ別討論で、「商務省は、アメリカが中国製風力発電機に対して行った制裁に注目している。業界団体を通じて、アメリカの関係部門と協議するつもりだ」と述べました。
アメリカ商務省は今年の1月19日、中国製風力発電機に対して反補助金および反ダンピング調査を行うと発表しました。これは、太陽電池に継いで、アメリカが中国のクリーンエネルギー製品に対して行った貿易調査です。
姜次官は、「国際的に強い競争力を持っている中国の風力発電機に対して、アメリカは保護貿易的な措置を取った。中国はアメリカの制裁に大きな関心を寄せている」と述べました。
これに先立ち、中国商務省は、「アメリカのこのような行為は、全世界が取り組むべきクリーンエネルギー分野で起きた貿易摩擦だ。それは、中米両国のエネルギー分野における協力に不利な影響を与えるだけでなく、アメリカ自身の利益も損なうことになる。これは、世界が一丸となって気候変動やエネルギー安全保障の問題に取り組もうとする大勢にも背くものだ」と指摘しました。 (玉華、大野)暮らし・経済へ
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