中国全国人民代表大会代表で、中国有人宇宙プロジェクトの牛紅光副総指揮は「神舟9号有人宇宙船は今年6月から8月にかけて打ち上げられる見込みだ。今のところ、宇宙飛行士候補者の選定は完了したが、今後の状況次第で女性飛行士の搭乗を判断する」方針を表明しました。これは牛紅光副総指揮が全人代・全国協商会議の記者会見で明らかにしたものです。

　牛紅光副総指揮は「神舟9号宇宙船と長征2号F運搬ロケットの最終組立作業はすでに完成し、出荷前の関連テスト作業を行っている。発射場や着陸場、観測制御システムの準備作業も順調に進められている」と紹介しました。

　牛紅光副総指揮はまた「今回の宇宙飛行では3人の宇宙飛行士が搭乗し、昨年9月末に打ち上げた小型宇宙実験船「天宮1号」とドッキング実験を行い、「天宮1号」で関連の空間科学実験を行う見込みだ。今、宇宙飛行士候補者たちは手動制御によるドッキング実験の訓練を受け、女性飛行士も参加している」と述べました。（hj、志摩）　暮らし・経済へ