中国チベット自治区文化庁はこのほど、無形文化遺産伝習基地第1期30ヶ所のリストを公布しました。これはチベットが無形文化遺産の保護と伝承を強化する重要なプロジェクトの一つです。

　このリストには、チベット自治区のチベット医学院、チベット大学など30余りの部門が含まれ、チベット暦、タンカ、チベット劇、チベット紙、ローバの服飾など30項目に及びます。

　昨年、チベットでは、16の無形文化遺産が、国の第3期無形文化遺産リストに載せられました。ここ数年、国とチベット自治区政府は、国レベルの無形文化遺産の保護に3000万元の資金を投入しました。

　また、チベット自治区政府は無形文化遺産の保護を強化するため、チベット無形文化遺産保護センターを設立し、「青蔵高原チベット劇の研究と保護」などの叢書シリーズとCDを発行しました。このほか、チベット自治区文化庁は10以上の無形文化遺産の国際無形文化遺産イベントへの参加を実現しました。(董燕華、大野)旅行・文化へ