中国の温家宝首相は5日、全国人民代表大会第5回会議の政府活動報告で、「25年間のたゆまぬ努力の結果、2011年、9年制義務教育の普及が全面的に実現し、青壮年層の非識字者は基本的に一掃された」と述べました。

　さらに、温首相は「都市部での出稼ぎ労働者子弟の義務教育問題を初歩的に解決した。また、3000万人以上の農村部寄宿制生徒の費用を免除し、そのうち、中西部地域の生活困窮家庭の生徒1228万人が生活補助を受けた。昨年1年間で、中国は生活困窮家庭生徒への援助制度を完成させた」と述べました。

　（ジョウ、大野）