シリア内政省は27日、シリアの新憲法法案が国民投票で89.4％の賛成票を得て承認されたことを明らかにしました。同じ日、欧州連合（EU）はシリアに対する制裁の拡大決定を下しました。

　シリアのシャ－ル内政相によりますと、26日に新憲法法案の是非を問う国民投票が行われ、約837万人の投票者のうち、749万人が賛成票を投じたということです。

　シリアの国民投票に対して、中国外務省の洪磊報道官は27日、北京で、「今回の投票がシリアの改革を推進し、政治的な対話の開催を実現させ、シリア国民が求めた国の変革と自身の利益に関する声に応えられるよう中国は期待している」と述べました。

　一方、26日に開かれた欧州連合外相会議で、ＥＵ域内でのシリア中央銀行の資金凍結など新しい制裁の実施が決められました。（万、山下）国際・交流へ