中国の習近平国家副主席が23日、トルコへの訪問を終了するのに先立ち、トルコの国営通信・アナドルルのジャーナリスト・カミール氏が文章を発表し、両国関係の発展を評価しています。

　カミール氏は、習近平国家副主席がアメリカを訪問した後にトルコを訪れたことについて、「これは中国政府がトルコとの関係を重視していることの表れだ。中国とトルコ双方は一連の重要な協力協定に調印した。ここ数年、貿易と投資における両国の協力が拡充されており、特にトルコのインフラ整備において中国の投資は非常に重要な役割を果たしている」と強調しました。このほか、第三国での両国の投資協力がより緊密になっている点についても評価しています。

　この文章はまた「両国は、外交的な戦略政策の面で多くの共通点を持っている」として、世界の平和と安定の維持、公平かつ多極化された世界作りへの支持などを挙げました。

　この文章はこのほか、トルコのアナリストの話を引用して「世界第2の経済大国である中国と16番目の経済国であるトルコは、国連においてもG20・主要20カ国の枠組みにおいても、その協力は重要な意義を持っている」と評価しました。（朱丹陽　中原）