国際連合のキャサリン・ポラード人的資源管理担当事務次長補は14日に、アフリカ中西部のサヘル地域で深刻な食糧危機が発生していることを明らかにしました。
ポラード事務次長補はニューヨークの国連本部が開いた記者会見で、「干ばつ、貧困、高い食糧価格、及び環境の退化などの要素の影響を受け、サヘル地域では新たな食糧危機が発生する可能性がある。少なくとも1000万人が食糧危機に陥り、5歳以下の児童100万人余りが栄養不足の危険に直面している」と語りました。
また、ポラード事務次長補は一日も早く行動を取り、サヘル地域、特に飢餓の脅威を受けている児童に緊急の食糧援助を提供するよう国際社会に呼びかけ、「国連がサヘル地区に制定した援助案には7億2400万ドルの資金が必要である。現在、1億3600万ドルの寄付金を受けた」と述べ、さらに多くの国からの支援が必要であることを強調しました。(玉華、吉野)国際・交流へ
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