イスラエル外務省が13日確認したところによりますと、この日インドとグルジアでイスラエル大使館が標的となった襲撃事件が発生し、インドの襲撃で2人が負傷しました。

　インドのテレビ報道によりますと、インドに駐在するイスラエル大使館の車両が13日午後、大使館周辺で炎上し、2人が負傷したということです。目撃者によりますと、一台のオートバイが大使館車両を追跡しており、車両に向かって物を投げた後、車が爆発して引火したということです。

　別の報道によりますと、グルジアのイスラエル大使館の車両でもこの日、爆発装置が発見され、警察によって解除されました。

　イスラエル外務省はその後、警戒レベルを引き上げ、暫時市内で車両を使用しないよう各国の大使館に要求しました。イスラエルのネタニヤフ首相はこの日、イランとレバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」がこの2件の襲撃事件を起こしたと非難し、イランに対し、

　強力な行動を取るとの姿勢を示しました。イスラエル軍の高官もまた、「ヒズボラに対する襲撃を行う可能　性を排除しない」としています。

　イラン外務省は、イランがこの襲撃を計画したとする指摘に対し、「まったくのうそだ」と否認しました。

　事件発生後、アメリカのクリントン国務長官は声明を発表し、これらの襲撃事件を非難しました。インド外相は襲撃事件を非難した上で、事件に対する調査を行っていると明らかにしました。（董燕華、中原）
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