中国ロケット弾道設計の専門家でもある中国キャリア・ロケット技術研究院の余夢倫研究員はこのほど、キャリア・ロケット長征5号、6号、7号が今後5年以内に初飛行を実現する見込みであることを明らかにしました。
余夢倫研究員によりますと、キャリア・ロケット長征5号は無公害の推進剤を使用し、打ち上げ能力は地球低軌道で25トン、静止トランスファ軌道で14トンです。長征6号は新型高出力キャリア・ロケットで、打ち上げ能力は700キロの太陽同期軌道で1トン以上です。また、長征7号は地球低軌道で13.5トン、700キロの太陽同期軌道で5.5トンの打ち上げ能力を持っています。
また、余研究員は「現在、中国は新たなキャリア・ロケットを研究している。その積載能力と技術は世界の先進レベルに達している。最大の特徴は大きいことで、これはロケットのエンジン能力、推進力、生産、発射場の能力などを総合的に示している」と述べました。
2012年に中国はキャリア・ロケットの打上げをおよそ20回行う予定だということです。(Katsu、吉野)暮らし・経済へ
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