ロシアのプーチン首相は2日、モスクワで開かれた2012年ロシア投資フォーラムで、「世界のほかの大きな経済体に問題をもたらすと思われることから、ロシアは、アメリカとユーロ圏で債務の増加が進んでいることに不安を感じている」と述べました。
プーチン首相は「ユーロ圏の債務は、平均してその加盟国の国内総生産(GDP)の90%を占めている。アメリカでも、債務の総額が15兆ドルを上回り、完全に借金で過ごしている」とした上で、「こうしたリスクは世界経済を脅かし、新興国の発展にも影響を及ぼすと見られる」との懸念を示しました。
プーチン首相はさらに、「ますます多くの兆しが示しているように、世界経済が後退するリスクは依然として存在する。経済危機を脱出し、新たな成長モデルを見つけるにはかなり時間がかかるだろう」と語りました。(鵬、中原) 国際・交流へ
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