スーダンで道路建設を請け負っていた中国電建グループの拠点が襲撃され、中国人作業員29人が拉致された事件をめぐって、中国の謝杭生外務次官は31日、北京にあるスーダン大使館のイサ臨時代理大使を呼び、緊急の申し入れを行いました。
謝次官はその際「中国政府は、中国公民の海外での安全を非常に重視している。今度の襲撃・拉致事件の発生に驚いており、拉致された中国人作業員29人の身の安全にも注目している。中国はスーダンに作業チームも派遣し、地元での救出活動にサポートさせている」と話した上で、さまざまな手段を通じて人員救出に全力を上げると同時に、スーダンに滞在中の中国人や中国企業の安全を確保するようスーダン政府に求めました。
これに対しイサ臨時代理大使は「このような事件が発生したことに非常に遺憾に思っている。スーダン政府は中国政府の申し入れを非常に重視しており、事件の適切な処理に尽力していくと共に、人員の救出に全力を上げ、スーダンに滞在中の中国人や中国企業の安全確保にさらに力を入れていく」と話しました。(ミン・イヒョウ)
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