南スーダン政府は20日から石油採掘を一時的に停止することを決めました。スーダン外務省は「南スーダンの決定は両国利益を損なった」と述べました。
南スーダン石油鉱業省のエリザベス・チャールズ次官はこの日、記者の取材を受けた際、「スーダンと石油の国境通過費用についての協定を達成しようとした全ての努力がいずれも失敗したため、南スーダン政府は20日から石油の採掘を一時的に停止すると決定した。いつ再開するかは改めて通知する」と述べました。
チャールズ次官は、「スーダンは、1バレル36ドルの基準で石油の国境通過費用を南スーダンに要求している。この要求が『国際基準に符合しない』と南スーダンは考えている」と語りました。
これに対して、スーダン外務省は同日、「南スーダンが石油の採掘と輸出の停止を決めたことは、スーダンと南スーダンの両国の利益を損なった。しかし、南スーダンの利益の損害はいっそう大きい。南スーダンが石油の国境通過費用の問題で、スーダンと協定に達することを引き続き先延ばしにすれば、スーダンは、南スーダン石油の国境通過費用を課す方式として、スーダンの領土を通過して輸出する南スーダンの石油の一部分を差し押さえる」と述べました。(玉華、小野) 国際・交流へ
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