アメリカは、10日、イランがフォルドウの核施設で、新たなウラン濃縮作業を開始したことを非難しました。ロシアもこれに対して遺憾と憂慮の意を示しました。
アメリカのクリントン国務長官は、この日の声明で「イランがこのようなウラン濃縮作業を行うことによって、核兵器製造に必要な濃縮ウラン獲得に向けさらに一歩を踏み出した」と述べた後、イランがウラン濃縮活動を直ちに停止し、真摯な態度でイラン核問題に関する6ヵ国協議を再開するよう求めました。
ロシア外務省は、10日、声明を発表し、「イランがロシアの意見を受け入れ、引き続き国際原子力機関と協力することを期待する。そして、前提条件なしで、イラン核問題に関する6ヵ国協議を急いで再開することを期待している」としています。またイラン核問題に関係する各方面に、6ヵ国協議の再開やイランと国際原子力機関との協力に影響する無責任かつ過激な行動を控えるよう呼びかけました。(任春生、小野)
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