北京で開かれた全国環境保護活動会議は、2012年の汚染物質排出削減に関する三大ノルマを決定しました。
それによりますと、2012年の二酸化硫黄と生物化学的酸素要求量の排出量は、2011年よりそれぞれ2%、アンモニア性窒素の排出量は1.5%削減されます。また、窒素酸化物は増加量をゼロに抑えます。
汚染物削減の三大ノルマの実行について、周生賢環境保護相は、「2012年は、構造的な排出削減を最も重要な位置に置き、立ち遅れた生産設備のリストラ体制を整備する。また、排出削減の計画と管理を引き続き強化し、汚染物質の処理や重点汚染処理施設、工場排煙の脱硫、汚水処理施設の建設などを加速する。さらに、自動車排気ガスの削減を強化すると共に、農業と農村での汚染物質排出削減を展開していく。また、厳格な監督管理を実行し、汚染物質処理施設の正常な稼動を確保し、汚染処理の効率を高めていく」と強調しました。
このほか、2012年には、重金属による汚染の防止活動も展開します。重点地区や業界、企業を中心に、基準に達しない企業は一律に生産を停止します。なおこれまで、中国の80%以上の鉛蓄電池生産企業が廃業または操業停止になっています。(朱丹陽 大野) 暮らし・経済へ
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