大気の中の含有量は極めて少ないですが、PM2.5呼ばれる微小粒子状物質は有害物質を含み、大気中に漂う時間が長く、輸送距離も遠いので、人体の健康と大気汚染に影響する主な原因となります。
研究によると、PM2.5の主要発生源は工業生産と自動車排気ガスなどで、燃焼によって排出される残留物だということです。工業化の進展に伴い、その被害が徐々に現れ、世界で重視されてきました。
20世紀末に、世界で初めてPM2.5の環境基準が誕生しました。誕生地は当時、国力が世界一の先進国――アメリカです。
十数年後、最大の発展途上国としての中国は工業化と都市化に向かい、高速で成長しており、新標準PM2.5の適用が避けられません。。
同時に、主要エネルギーが石炭、ますます大きくなる都市の人口密度、急激に増加する自動車保有量などによって、PM2.5への対応の切実さが、経済の高速成長と共に長期間続くでしょう。
実は、中国の環境保護者と科学専門家はずっとPM2.5を観測し続けています。多くの国民にとって、「PM2.5」を熱論することが最近のことでした。
その前に、人々は大気品質報告で「良好」とされた日でも呼吸器の調子が良くないことにすでに気づきました。それは中国の現行の大気品質基準には多くの疑問があったからです。
環境保護部門の専門家は「経済の高速成長と共に、中国の環境汚染の特徴が変わったが、現在の大気品質評価基準はその変化に追い付かなかった。PM2.5を評価システムに入れないことはその1つだ」と素直に認めました。環境保護省の最新データによりますと、「環境大気品質標準」の二次意見募集が終了し、PM2.5は新基準に入れられる可能性があるということです。
どの国にとっても、PM2.5を大気品質基準に入れることは大気汚染の処理が新たなレベルに入った事を意味しています。しかし、基準は数字上のもので、その具体的処理が基本となります。これは必ず長時間かつ難しい戦いになります。
それと同時に、新しい課題は如何に豊かになる生活と消費汚染に対応すべきかということです。観測データでは、北京、上海、広州のような大都市では、暖房、クーラー、自動車排気ガスはPM2.5の主要な発生源になったということです。
生活の質とエコな消費の間にどのようにバランスを取るかということはとても、複雑な問題です。そのため、人間はある程度の快適さ、便利さと自由を捨てなければならないかもしれません。(陳博、志摩)暮らし・経済へ
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