中国の中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁はこのほど、「2012年も中央銀行は安定を保ちつつ経済成長を促すという基本方針を堅持し、穏健な通貨政策を維持しながら、政策の方向性、柔軟性と将来性を更に進めていく」と強調しました。
これは周小川総裁がこのほど開かれた会議で明らかにしたものです。周総裁はその席上「中央銀行は国際金融危機によってもたらされた経験と教訓を分析し、金融のマクロ調整の程度と重点を正確に把握すると同時に、経済の安定成長を保ち、経済構造とインフレーション管理との関係を調整していく」と述べました。
周総裁はまた「中央銀行は多くの通貨政策的手段を通じて、支持すべきものは支持し、そうでないものはしっかりコントロールするという原則に基づいて、貸付構造の合理化を促進し、社会と経済の重点分野と手薄な部分へのサポートに取組み、社会の融資規模の合理的な成長を保っていく。また、金融体制改革を一段と深め、金融市場の規範化を進め、金利の市場化改革を着実に行い、人民元為替レートの形成メカニズムの健全化をはかり、外貨管理を強めその改善に努め、金融サービスとその管理レベルを着実に向上させていく」と述べました。(hj、小野) 暮らし・経済へ
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