ダルフールに駐在する国際連合アフリカ連合ダルフール派遣団のイブラヒム・ガンバリ団長は18日、ハルツームで、「スーダン西部のダルフール地区の治安情勢は好転している」と発表しました。

　これは、「ダルフール和平ドーハ協定」連合委員会が行った初の会議でガンバリ団長が述べたものです。また、「地元では、武装衝突による死亡者数が減っているものの、治安問題は依然存在する。たとえば、平和維持部隊隊員が襲撃で死亡しているほか、一部の外国人が人質にされている」との憂慮を示しました。

　ガンバリ団長は、『ダルフール和平ドーハ協定』の実施を支持すると共に、家を失った人たちや難民が従来の居住地に戻れるよう、国際社会およびスーダン政府、解放と正義運動に取り組みを呼びかけました。（朱丹陽　中原）　国際・交流へ