中国外務省の劉為民報道官は15日に北京で行われた定例記者会見で、アメリカのグリン・デービース朝鮮政策担当特別代表の中国訪問の状況を紹介しました。劉報道官によりますと、中国側は「六カ国協議は朝鮮半島の無核化を実現し、朝鮮半島とその地域の長期的な安定を維持する効果的なメカニズムである」との立場を表明すると共に、「六カ国協議をできるだけ早急に再開し、協議の枠組みの下で各国の関心事の解決を図ることは、各国の共通利益に合致する。中国は各国と手を携えて、六カ国協議の再開のために条件を作るよう努める」との考えを示しました。

　デービース特別代表は韓国と日本を訪れた後、13日から中国訪問を始めました。今回の訪問はデービース特別代表の就任後初のアジア訪問となりました。

（ｈｊ、中原）