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 アフガン大統領、再建の難しさを表明

2011-12-06 15:30:22     cri    

 アフガニスタンのカルザイ大統領は5日、ドイツのボンで開かれたアフガニスタン問題国際会議で、「アフガニスタンの再建活動は、これまでの10年間進展を遂げてきたが、今後はさらに多くの困難に直面するだろう」としました。

 カルザイ大統領は、「アフガニスタン政府は、腐敗の取り締まり、政府部門の効率向上、法治と選挙活動の強化などに取り組んでいく。また、引き続き和平プロセスを推し進めていく。タリバンの武装勢力やその他武装勢力でも、暴力を放棄し、憲法を認めれば、このプロセスに参加することができる」と述べました。

 カルザイ大統領によりますと、外国軍隊が撤退する2014年から10年間の転換期は、再建の成果やプロセスが後退しないことを確保するため、依然国際社会の援助が必要です。

 5日、会議で採択された決議では、外国軍隊が撤退した後の10年間は引き続きアフガニスタンに援助を提供すると、参加各国が約束しました。その援助活動には、治安部隊の訓練と装備、経済援助などが含まれています。さらに、「共同責任」の原則が強調され、アフガニスタン政府が、腐敗の取り締まり、法制度建設の強化などに取り組むべきことなどが求められています。一方、参加した国々は、政治的な約束をした以外に、具体的な援助計画については何も公表していません。

 中国の楊潔チ外相は「引き続き実際行動でアフガニスタンの和平再建を援助し、資源開発、交通、エネルギー、インフラ整備などを支援していく。アフガンの和平、安定、独立、発展という目標の早期達成に、貢献していきたい」との中国政府の立場を表明しました。(朱丹陽 大野)国際・交流へ

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