12月1日は24回目の世界エイズデーです。中国の陳竺衛生相は記者のインタビューに答え、「世界的にみれば、中国のHIV感染者とエイズ患者の数は世界の約2%で、発生率の低い国である」と述べました。
しかし同時に、エイズの発症状況からみると、中国は上昇傾向にあり、HIV感染者のエイズ発症がピーク期に入っている他、死亡数も増えているということです。
また陳竺衛生相は、「エイズ撲滅の対策として、ここ数年、中国はエイズの予防と治療に充当する中央財政の経費をいっそう増やし、2011年は22億元まで拡大した。また地方財政もしだいにその経費を増やしている」と説明した上で、「『第12次5ヶ年計画』期間中、中国はエイズ撲滅の目標として、新規感染者を減らし、死亡率を低下させると共に、社会からの差別を減らし、HIV感染者とエイズ患者の生活の質の向上を図る。2015年までにHIV感染者とエイズ患者の数を120万人に抑える」との方針を明らかにしました。(玉華、中原)暮らし・経済へ
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