ロシアのメドベージェフ大統領は23日、アメリカとNATO・北大西洋条約機構がヨーロッパでMD・ミサイル防衛システムの配備を進めていることに対しテレビ演説を行い、「カリーニングラード州を含むロシアの西部と南部で、アメリカのミサイルを破壊することのできる最先端の武器を配備する」との考えを表明しました。
NATOのラスムセン事務局長はこの日、ロシアの措置に対して遺憾の意を表した上で、「これは双方が合意した戦略的パートナーシップの構築に合致しないばかりか、ミサイル防衛をめぐる交渉の精神にも合致しない」と述べました。
アメリカ・ホワイトハウスのマーク・トナー報道官は23日、「MDの推進は、ロシアの戦略核戦力を脅かすものではない。アメリカとロシア両国の戦略核戦力のバランスに影響するものでもなく、ロシアが軍事的措置を採る如何なる理由も見当たらない」としました。(万、中原) 国際・交流へ
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