エジプトを暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長は22日テレビ演説し、シャラフ暫定内閣の総辞職を受け入れ、救国内閣を樹立して人民議会選挙を予定通り実施すると発表しました。

　タンタウィ議長は「軍は権力維持を求めていない。国民投票によって速やかに権限を移譲する考えだ」とした上で、後続内閣が発足するまではその権限の続行を現内閣に求め、次期大統領選を来年6月末までに実施することも明言しました。

　今月18日以降、早期の民政移管を求めるデモ隊が首都カイロなどで治安部隊と衝突し、少なくとも28人が死亡し、約2000人が負傷したということです。（ミン・イヒョウ）国際・交流へ