中国と日本が共催する歴史的建造物保存シンポジウムと技術講習プロジェクトがこのほど四川省の中心地成都で開かれました。

　このシンポジウムは、中国建築設計研究院建築歴史研究所、中国建築標準設計研究院及びJICA・日本国際協力機構が共催するもので、四川大地震後、両国首脳が確認し合った協力の枠組みに含まれる都市作り分野における再建協力プロジェクトです。中でも「歴史的建造物の保存」は最も重要な内容となっています。

　中国建築設計研究院建築歴史研究所は主催側として、両国の専門家を招聘し、国内で4期の技術講習会を設けるなどして、歴史的建造物の保存をめぐる技術交流を促し、中国の歴史的建造物のもつ耐震・防災レベルの向上を図ります。（朱丹陽　中原）国際・交流へ