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 楊外相、温首相訪問の成果を語る

2011-11-21 21:35:50     cri    

 今月17日から21日まで、温家宝首相はインドネシアのバリ島で行われた第14回ASEANプラス1(中国)首脳会議、ならびに、中国・ASEAN対話関係構築20周年記念サミット、第14回ASEANプラス3(中日韓)首脳会議、第6回東アジアサミット、中日韓首脳会合などの一連の東アジア首脳会議を終え、ブルネイへの公式訪問を行いました。温首相の帰国の途に、随行していた楊潔チ外相は今回の訪問の成果をまとめました。

 楊外相は「温首相の今回の訪問は、世界経済の不確定要素が増え、世界と地域の情勢が複雑化し、東アジアの発展に影響する外部環境が厳しくなり、東アジア協力の発展の鍵となる段階で行われたもので、中国首脳の重要な外交活動である」として、温首相の5日間の活動を紹介して、以下の4つの成果を強調しました。

 まずは中国とASEANの友好互恵関係が深められたこと。今年の中国―ASEAN首脳会議は双方が対話関係を構築して20周年を記念する会議でもあります。会議で、温首相はASEAN各国首脳と共に、双方の20年間の道程を振り返り、今後の発展に向けた方向性と重点分野の計画を立てています。この中で、温首相はASEANとの自由貿易区の設立など6つの協力強化に関する提案を行いました。会議後に発表された『記念サミット共同声明』では中国とASEANの各分野での協力を余すところなく計画していて、双方の戦略的パートナーシップの深化にプラスとなっています。

 第二は東アジア協力の確かな発展が推進されたこと。温首相は、「東アジア協力ではASEAN主導を堅持し、発展、互恵、共栄をテーマとして、ASEANプラス1とASEANプラス3の結束力と発展の原動力を強化することは東アジア地域の経済の持続的成長や民生の改善、安定の維持に重要な意義がある」と会議の期間中に多くの場で強調していました。また、東アジアサミットで温首相は南海問題に触れ「直接関係する国家が協議や交渉などを通じて平和的に解決することは『南海諸国行動宣言』に明記された共通認識だ」との立場を表明しました。さらに、会議に参加した各国首脳は「東アジアサミットは首脳が牽引する戦略的フォーラムとしての性格を引き続き保ち、金融、エネルギー、教育、公共衛生、災害管理など5つの重点分野での協力を堅持していくべきだ」との意見で一致しました。

 第三は関係国との二国間関係が深められたこと。温首相は会議出席期間中に、様々な場で各国首脳との幅広い交流を行い、二国間関係や共に関心を寄せる国際、地域問題について意見を交換し、中国と関係各国との関係深化を促進しました。

 第四はブルネイに対する公式訪問を通じて、善隣友好関係を深めるとともに、エネルギーや林業、衛生などの分野での一連の協力文書に調印しました。

 楊外相は最後に、「温首相の今回の訪問は相互信頼を強化し、協力を推進し、発展を促進させるためのものであり、地域の持続的な平和と共同繁栄に大きな影響を与えるに違いない」と述べました。(ヒガシ)

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