中国の温家宝首相は20日正午、ブルネイの首都スリブガワンに到着し、ブルネイ公式訪問を始めました。中国の首相がブルネイを訪問するのは、両国の国交樹立してから20年で初めてです。
訪問期間中、温家宝首相はハサナル・ボルキア国王や王室関係者と会談し、各分野における双方の友好協力の強化、その他の共に関心をよせる問題について意見を交換します。双方はまた、エネルギーや、林業、衛生などの分野について一連の協力文書に調印します。
温家宝首相は空港でコメントを発表し、「ブルネイは中国の友好的な隣国であり、両国民の友情は長く続いてきた。国交樹立以来、両国関係は大きく発展してきており、両国間のハイレベル訪問と民間往来が盛んに進められている。各分野における協力は豊かな成果を上げ、世界と地域の問題において密接な協調を保ってきた。新しい情勢の下で、両国の善隣友好協力関係を強化することは、両国民の根本的な利益に合致するだけでなく、地域の平和、安定、繁栄にもプラスとなる。今回の訪問を通じて、両国の友情、互恵協力を推進し、両国の善隣友好協力関係をあらたな段階に推進することを希望する」と述べました。
なお、温家宝首相は東アジア首脳会議への出席を終えた日の午前、インドネシアのバリ島を離れ、ブルネイ訪問に向ったものです。(董燕華、大野)
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