インドネシアのバリ島で開かれている第6回東アジアサミットに出席している中国の温家宝首相は19日、「東アジア諸国は共に努力し、地域内の協力を強化させるべきだ。東アジアサミットは諸国間の協力強化において、戦略的指導役を果たすべきだ」と述べました。
温首相はまた、「国際金融危機の影響を受けている今、東アジア諸国にとって最も関心を寄せる課題と急務は、東アジア経済の発展を持続させること、国民生活を改善し、世界経済の力強く、持続可能でバランスの取れた発展に力を注ぐことなどだ」と語りました。
温首相は、「引き続き国際金融危機に対応し、国内金融市場への信頼を回復する。また、自国の市場を拡大すると共に、実際に行動を起こし、保護貿易主義の台頭を抑え、国際間貿易摩擦を適切に対処する。投資の拡大を奨励し、投資家の自信を強める。さらに持続可能な発展の実現を長期的な協力の方向とし、省エネ、環境保護や教育、防災などの分野における協力を強化する。そして、今までにない安全面の課題に共に対応し、良好な社会発展環境の構築に努力していくべきだ」と提案しました。(万、高橋)
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