中国の劉振民外相補佐官は17日夜、バリ島で、「温家宝首相がインドネシアのスシロ大統領と会談した際、今回の東アジアサミットでは政治的な争いや安全問題の交渉を避ける点で一致した」と述べました。
温家宝首相は会談で、「当面、複雑な国際政治、経済情勢の下で、今回の東アジアサミットは団結、発展と協力のテーマをめぐり、東アジア協力の発展方向、東アジア経済の推進などについて意見交換をし、政治的な争いや安全問題など東アジアの協力を妨げる問題を避けてほしい」と述べました。
温首相はさらに、「南海問題は中国と関係国の問題であるため、直接な交渉を通じて解決すべきだ。中国とASEANは2002年『南海諸国行動宣言』を制定し、今年7月に、この宣言の指導方針の履行について一致した。中国はASEAN諸国とともに、宣言を実現させるための作業を積極的に推進し、実務的な協力を進め、南海行動準則の制定に着手していく」と強調しました。
一方、スシロ大統領は「東アジアサミットが団結を保ち、分裂を避け、東アジアの経済協力の推進について引き続き意見交換をし、政治的な争い、安全問題、特に南海問題を討議すべきではない。ASEAN諸国の指導者はこの意見に賛成している」と述べました。(ooeiei、山下)
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