イタリアのナポリターノ大統領は13日、マリオ・モンティ欧州委員会元委員を暫定内閣の首相に指名しました。

　ナポリターノ大統領はこの日の記者会見で、「いまイタリアは厳しい情勢に直面している。イタリア各党派は国の利益を念頭に置き、相互の意見の食い違いをなくし、協力してモンティ氏を支持すべきだ」と述べ、組閣活動をいち早く終了させるよう暫定内閣に希望しました。

　モンティ氏はその後の記者会見で、「イタリア全国が心を一つにしてこそ、当面の危機を乗り越えることができる。イタリアはＥＵの創設国の一つで、ＥＵの重要な加盟国でもある。したがって、ＥＵ経済の成長を引っ張っていく力となるべきだ」と語りました。（玉華、林濤）国際・交流へ