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 伊首相が辞任表明、財政健全化法案可決後に

2011-11-09 15:15:33     cri    

 イタリアのベルルスコーニ首相は8日、国会で審議されている財政健全化法案が成立した後に辞任する考えを明らかにしました。

 イタリア大統領府によりますと、ベルルスコーニ首相は、同日午前に行われた下院での(過半数を失った)投票結果の意味を理解し、同時にヨーロッパ各国が注目している財政健全化法案の対策を緊急に示す必要がある、としています。また、この法案が議会で承認され次第、辞表を大統領に提出する考えを明らかにしました。

 イタリアの下院では同日、2010年度政府財政報告が、308票の賛成と1票の棄権で可決されました。イタリアの下院は630の議席があり、ベルルスコーニ政権は316以上(過半数以上)の議席を獲得しなければ優位性を発揮することができないということです。今回の投票で8票の差が出たことから、ベルルスコーニ政権はすでに優位性を失っていることを表しています。

 ベルルスコーニ首相が財政健全化法案の可決後に辞任する考えを表明してから、8日のニューヨーク金先物相場価格は続伸し、株価も上昇しました。(劉叡、山下)国際・交流へ

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