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 イラン核開発の報告、国際社会の反応

2011-11-10 13:42:03     cri    
 IAEA・国際原子力機関が8日ウィーンでまとめた、イラン核開発についての報告に対する国際社会の反応はさまざまです。

 イランのアフマディネジャド大統領は9日、「イランは核兵器を必要としない。この報告はアメリカの主張の代弁だ。イランは、踏み出した歩みを減速することも、後退することもない」と強調しました。

 これに対して、イスラエル首相執務室は、同日発表した声明で、この報告を検討中だとして、正式な反応はしていませんが、イスラエルの報道機関は「長期的な見方が裏付けられた。すなわち、イランはずっと秘密裏に核兵器の開発を進めている」とみています。

 フランスとドイツの外相も、それぞれ声明を発表し、「もし報告のように、イランが核兵器の開発を進めているなら、新たな制裁を実施する」としています。

 アメリカ国務省の報道官は「イランの核兵器を開発するというたくらみを、全面的且つ詳細に分析している」とし、「アメリカはイランにより大きな圧力をかけることを検討している」と述べました。

 ロシア外務省は「この報告は、イランの核問題を政治と外交を通じて解決しようとする国際社会の努力を台無しにした」としています。

 中国外務省の洪磊報道官は、中国はこの報告を検討中だとした上で、「IAEAとイランの協力強化は、核問題の全面的、長期的、そして適切に解決する的確な道で、当面の急務でもある」と強調しました。(朱丹陽、高橋)国際・交流へ

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