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胡主席のオーストリア訪問とG20首脳会議への出席

2011-11-05 18:47:05     cri    























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 中国の胡錦涛国家主席は10月30日からオーストリアを訪問、11月3日と4日、フランスのカンヌで開かれたG20首脳会議に出席しました。

 今年は中国とオーストリアの国交樹立40周年に当たり、オーストリアのフィッシャー大統領夫妻は胡錦涛主席夫妻の全日程に同行しました。

 胡主席はフィッシャー大統領や首相、議長などの首脳とそれぞれ会見を行い、両国政府は、金融、文化交流、環境保全、再生可能エネルギーなどで7件の協力文書に調印しました。

 胡主席はまた、オーストリアの国立図書館とモーツァルト博物館を見学した他、ザルツブルクの農家を訪れ、家族から農場の経営状況や日常生活などの話を聞きました。

 G20首脳会議で胡主席は重要な発言を行い、金融危機脱出と世界経済の運営、景気回復、成長維持をめぐる中国の立場を表明しました。

 胡主席はまた、中国のマクロ経済情勢と構造調整、成長モデルの転換、民生改善、内需拡大策などを説明し、中国経済が世界経済の成長に寄与したことを確認すると共に、保護貿易主義に反対する立場を強調しました。

 後発開発途上国への支援について胡主席は、「南南協力」の枠組み内で、中国と国交を樹立した後発開発途上国からの製品に対し、97%の項目でゼロ関税を実施するとの実質的な措置を発表しました。

 今回のG20首脳会議の最重要課題である欧州国家債務危機をめぐり、胡主席は各国指導者と意見を交換し、欧州経済が回復しなければ世界経済の回復は実現できないことを確認した上で、「中国はEUが危機解決の知恵と能力を持っていることを確信しており、EUの努力を支持していく」との立場を明らかにしました。

3日、4日の2日間、胡主席はアメリカ、ロシア、フランス、ブラジル4カ国の大統領とそれぞれ会見し、南アフリカ、ドイツ、イギリス、日本などの国および国連など国際機関の首脳と会談を行い、多忙な日程を過ごしました。

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