中国の胡錦涛国家主席は2日、フランスのカンヌで、IMF・国際通貨基金のラガルド総裁と会談しました。
胡主席は「現在の情勢の下で、各国はまず成長を安定させる措置を講じて、市場への信頼感と経済危機の拡大防止に努める必要がある。また、各国が構造改革を進めて、好調、持続可能、バランスの取れた世界経済の成長を促すと共に、さまざまな形の保護貿易主義に断固として反対すべきだ」と強調しました。
さらに、「世界経済の回復が緩やかである上、不安定な要素が増えている。各国は一致団結して、共に困難を乗越えなくてはならない」と述べました。
これに対して、ラガルド総裁は「IMFは各国により多くの支持と援助を提供したい。中国は、世界経済と金融の安定を促す面で、重要な役割を果たしている」と強調しました。
(朱丹陽 志摩)
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