中国の胡錦涛国家主席は2日、フランスの報道機関の取材を受け、「G20の急務は、成長の維持、成長におけるバランスの確保だ」とした上で、G20各国の協力強化を呼びかけました。

　まもなく開かれるG20カンヌサミットの話題に触れた際、胡錦涛国家主席は、団結して困難を乗越え、協力共栄という精神を維持し、世界経済と金融分野での重要かつ逼迫した問題に注目して、南北発展の不均衡問題に引き続き関心を寄せることを提案しました。

　また、中国とフランスの関係及びG20枠組内の協力について、「中国は、G20の枠組み内におけるフランスとの協調と協力を重要視している。サミットが積極的な成果を遂げるよう、フランスと共に努力していきたい」と述べました。さらに、「各分野でフランスとの交流と対話を深め、両国関係の良好な勢いを維持していきたい」と強調しました。（朱丹陽、中原）