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 イスラエル、対抗措置で入植地建設を加速

2011-11-02 11:05:45     cri    

 イスラエルのネタニヤフ首相は1日に、パレスチナの国連教育科学文化機関(ユネスコ)正式加盟に対抗するため、東エルサレムとヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の建設を速めることを要求しました。

 イスラエル首相弁公室はこの日の夜に声明を発表し、「ネタニヤフ首相はすでにエルサレムやアドゥミン、グッシュ・エジオンの3つの地区で2000戸の住宅建設を速める命令を出した。これらの地区は今後イスラエルとパレスチナが調印するいかなる協定の中においてもイスラエルの支配下に置く」と述べました。

 また、イラン外務省のメフマーンパラスト報道官は1日にテヘランで、「パレスチナがユネスコに正式加盟した。これはパレスチナに対する国際社会の支持を示したものだ。アメリカ政府は世界主流の対立面に立つべきではなく、現実的な態度を持ってパレスチナ問題を認識するべきだ。アメリカ自身の名誉も辱める行為だ」と述べ、イスラエルに対する支援を放棄することを促しました。

 なお、ユネスコは31日にパレスチナの正式加盟の是非を問う投票を行い、賛成多数で可決しました。これはパレスチナが初めて加盟国の身分として、国連機関に加盟したことになります。これに対し、アメリカとイスラエルが強い反対を示しました。(董燕華、吉野) 国際・交流へ

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