中国商務省が19日の記者会見で発表したところによりますと、今年の1月から9月までの期間、中国の対外貿易黒字は1071億ドルに達し、昨年同期より10.6%減少しました。

　商務省の瀋丹陽報道官は記者の質問に答えた際、「中国の対外貿易黒字はこの９月、一段と減少した。1月から9月までの対外貿易の規模が持続的に拡大する中、対外貿易黒字の規模はさらに縮小し、対外貿易額の4%を占めるのみであるのに対し、中国国内総生産（GDP）の約2%に当たる。これは、中国政府が対外貿易のバランス促進に取り組む上での決意を効果的な行動で示したことを意味している。また同時に、中国の貿易黒字を過大なものだと指摘し、これを口実に中国に圧力をかけることが道理に適っていないことを物語っている。中国の貿易黒字が減少を続ける一方で、輸入の増加速度は引き続き輸出を上回っている」と述べました。（董燕華、中原）暮らし・経済へ