中国の兪建華商務相補佐官は18日、伝統的な貿易統計方法を見直すよう呼びかけました。
これは四川省成都市で開かれた「グローバル化における製造と貿易―世界のバリューチェーンおよびその影響」をテーマにしたシンポジウムで述べたものです。兪建華補佐官によりますと、伝統的な貿易統計方法に基づいた場合、目下中国には巨額の貿易黒字が存在するものの、これは国際貿易の現状を真に反映していない上、一部の国の政治家が無闇に煽り立て、中国に貿易政策および為替レート政策の改革を求める口実になっています。伝統的な統計方法では、2008年における中米貿易の黒字は2850億ドルですが、付加価値貿易で計算すれば、この数字は1640億ドルにとどまります。これは最終製品の貿易額が安易に最終的な組み立て地に計上されることが原因であり、これにより組み立て国の貿易額が過大評価されているからだと兪建華補佐官は述べました。
また、「国際貿易の統計方法を調整することで、真実でない統計が国際貿易関係に与える影響を避けることができる。また、保護貿易主義を抑制し、世界の貿易環境を改善することができる」と指摘しました。(董燕華、中原)暮らし・経済へ
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